2010年04月01日

心がスーッとなるブッダの言葉

心がスーッとなるブッダの言葉 (成美文庫)
アルボムッレ スマナサーラ
成美堂出版
売り上げランキング: 8343
おすすめ度の平均: 4.5
5 心が軽くなります。
5 これから読んでほしい
5 すばらしい本です!
5 最上の夜話
3 部分的には参考になる


とても平明な言葉で、人生のいろんな事柄への心がけについて、
わかりやすく書かれており、私にとって人生座右の書となりました。

読むたびに、本当に心が「スーッと」なります。

無常、無我、苦など、ただ単語だけにするとちょっと難しく思える言葉が、
こんなにも明晰でわかりやすく、人生をスーッとさせてくれるのかと、
瞠目させてくれる好著です。
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2010年03月14日

3月14日 勉強会 

今日の勉強会は、デニヤーイェ長老が御講師。
とても楽しい勉強会でした。

午前中は、「仏陀の九徳」(ブッダ・ワンダナー)の解説と、慈悲の瞑想・呼吸の瞑想。

昼休みは参加者みんなでいろんな話をしながら食事会。

午後は、ダンマパダ(法句経)の第一章の第11〜14偈を勉強しました。

勉強会が終わってからあとの諸事連絡において、半月後にスリランカ屈指の高僧の方が福岡に来られるので、デニヤーイェ長老とともにサークルのメンバーもお会いできるかもしれないという大ニュースがあり、みんな目を輝かせて喜んでいました。

また、これからの方針として、五月からの勉強会では、「“目に見えない世界”を仏教はどう説明しているのか?」ということをテーマにして、みんなでいろんな質問を持ち寄り、デニヤーイェ長老にお尋ねしながら勉強し、一年ぐらいかけてその勉強の成果を一冊の本にまとめよう、というビッグプロジェクトが提案されました。

福岡ダンマサークルも発足からもうすぐ二年、これからますますの大きなうねりと発展を予感させる一日となりました!




【勉強会の内容】

※ A,「仏陀の九徳」(ブッダ・ワンダナー)について

参照
http://www.j-theravada.net/sutta/butsu-hou-toku.html

1、 アラハン (阿羅漢)

秘密がない、煩悩がない、供養を捧げるにふさわしい、という三つの意味がある。

2、サンマー・サンブッドー (正自覚者)

サンマーは正しい、よく、うまく、正確に、という意味。サンブッドーは悟った人。釈尊当時のインドは、悟ったと自分が思っていても、いろんな間違った方向に行っていた修行者が多く、それらとは異なるということ。


3、 ヴィッジャー・チャラナ・サンパンノー (明行具足者)

ヴィッジャーは知識。チャラナは行動、やり方、方法。サンパンノーは、正しいそれらを持っている、そのとおりに生活している者、という意味。
8種の知識と15種の実践を持っていることとされる。
その中のひとつは、どんなに違う言語や違う文化の人にも、教えを伝えることができる能力、とのこと。

4、 スガトー (善逝)

正確に自分の目的を実践するまで、行動をなさっておられた方。正しい言葉の方。

5、 ローカヴィドゥー (世間解)

世界をわかっていた人、の意味。
仏教では生命のいる場所は三十一種類あると考える。
それらを大きく三つに分けると、欲界・色界・無色界となる。
このうち、欲界は十一種類。天界が六種類、人間が一種類、地獄が四種類。
この三つの世界、三十一種類を釈尊はすべてよくわかっていた。

6、 アヌッタロー プリサ ダンマ サーラティー (無上の調御丈夫)

アヌッタローは、はかりしれない、たとえがない。プリサは、人。ダンマ(damma)は訓練。サーラティは、運転手、の意味。
釈尊は、どんな人も阿羅漢になるまで訓練できる運転手だった、という意味。
たまに、日本の解説書で調御丈夫を自分をコントロールできる人と解説しているものもあるが、パーリ語の原文では自分ではなく他の人を阿羅漢まで訓練できる運転手、との意味。

7、 サッター デーワ マヌッサーナン (天人師)

サッターは先生、デーワは神々、マヌッサーナンは人や神々などの生き物。
釈尊は、人や神々に常に説法し、正しい道に導かれた。

8、 ブッドー (覚者)

悟った人。

9、 バガワー (世尊)

人間として生れて一番心が上達し、徳のある方。


・ このブッダワンダナーの解説だけで、1000ページを超える本がスリランカにはある。
・ この仏陀の徳を思い浮かべる「ブッダのサティ」が、段々変化していったものが、阿弥陀経や念仏。もともとは、このブッダワンダナーで、ブッダの徳を思い浮かべるものだった。しかし、音を聴くだけでも心は清まると仏教では考えるので、一概に後世の大乗仏教の念仏や真言に意味がないとは言わない。それらにも音だけで人の心を落ち着かせる効果はある場合もある。しかし、音だけでなく、そこに素晴らしい意味のある言葉だとなお良いし、その意味がわかるとなお良い、というのがもともとの仏教の立場。




※ B,「ダンマパダ」 第十一〜十四偈 解説

参照
http://www.j-theravada.net/sakhi/Dhp7-14.pdf


第十一、十二偈

・ 人間は考えが間違ったら、そこで真実に到達できない。ゆえに、考え方が正しいことがとても大事である。

・ 釈尊は、自分の教えを、黄金が本物かどうかを調べる時のように、叩いたり、切ったり、焼いたりして、本物かどうかよく調べなさい、仏教に秘密はないとおっしゃっている。後世の人が言っていることが、本当に釈尊の教えかどうかは、ヴィナヤ(戒)・スートラ(経)・アビダンマに照らして調べる。

サンカッパ(思考)について

・ 人(プッガラ)は、身体(ルーパ)と心(ナーマ)からできている。
・ ナーマ(心)は、四つからできている。
ヴェーダナー(感覚)
サンニャー(その感覚から覚えるもの、想)
サンカーラー(前二つによる決まり、判断)
ヴィンニャーナ(心、識)

そのうち、サンカーラー(判断)が、人間の行為や人生を決定していく。
サンカーラーからサンカッパ(思考)が生じ、サンカッパが人生や行為をつくっていく。

たとえば、動物もこの四つがあるが、サンカッパがとても限られていて、あまり論理的な思考や視野の広い見方ができない。
人間は、ヴェーダナー(感覚)でおいしいものと思っても、その食べ物が体に良いかどうかを考えること(サンカッパ、サンカーラー)ができる。
感覚だけに流されず、広く調べることが大事である。
ヴェーダナーだけでは本当にいいか悪いかわからない。
ゆえに、正しい良いサンカッパをつくるのが、人間にとって大事である。


第十三、十四偈

abhavita  修養されてない
subhavita 修養されている

aは否定詞。Suは良い、の意味。

もとの語のbhavita、bhavetiは、発展する、上達するの意味で、この名詞形がbhavana.瞑想と訳される語。瞑想は、もともとは、心を発達し、上達させるという意味。
よく心を上達させるにはどうすればいいか、まずは自分の行為に責任を持って生きていくことである。



(他にもいろんな深い、面白い御話や解説をデニヤーイェ長老から今日はお聴きしました。

また、文章にしたためにかたい話のようにはじめて読む方はお感じになられるかもしれませんが、デニヤーイェ長老は本当にわかりやすく、やさしい穏やかな語り口でダンマパダのエッセンスを噛み砕いて教えてくださるので、ただ自分ひとりで本を読むときとはぜんぜん違う目からウロコの発見がいっぱいです。

上記は、その中で、私が記憶できた、またノートに書き留めることのできた、ほんの一部のものです。)

(文責・あつし)
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2010年03月05日

02月21日 勉強会

2月21日に行われた勉強会の様子をお伝えいたします。
今回はウ・コーサッラ長老による「アビダンマ」講義でした。
内容は『摂雑分別』(アビダンマッタサンガハP70〜P91)について教えて頂きました。
これまで講義して頂いた「心」というものをさらに色々な方法で
分けていく論理を教えていただくことにより、
改めて様々な角度から心について学ぶことが出来ました。
アビダンマッタサンガハを読んだだけでは分からなかったという参加者の方々からも、
長老の説明を聞いて理解できたという声があがりました。

昼食は参加者全員での食事会を開き、長老には食事のお布施を行いました。
食事会では講義中とは違った様々な質問が飛び出し、長老も丁寧にお応え下さって、
前回同様とても有意義なひとときとなりました。

講義は3時に終了し、その後にスマナサーラ長老5月福岡講演についての
簡単な話し合いをして、この日の勉強会を終了いたしました。
アビダンマの奥深い内容を限られた時間内で私たちに分かりやすく教えて下さった
ウ・コーサッラ長老に心から感謝申し上げます。

次回の「アビダンマ」講義は04月25日(日)の予定です。
詳しくはHPをご覧願います。
ご興味のある方はどうぞお気軽にご参加ください!
http://www.f-dhamma.com/
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2010年02月03日

01月24日 勉強会

皆様こんにちは。
先日、今年はじめての勉強会が早良区の少童神社で行われました。
デニヤーイェ長老にご指導頂く時は少童神社の境内にある
少童会館をお借りして勉強会を行っているのですが、
やはりこの時期は少し寒く、備え付けのストーブをお借りして
ストーブを囲むような形で勉強会を始めました。

午前の勉強会は読経、法話講義、冥想を行いました。
ご説法では五戒文の四番目の

「いつわりをかたらない」という戒めを、私は受けて守ります。

についてお話して頂き、この短い戒文の中に込められた意味を
より深く理解することができました。
また参加者の皆さんからも様々な質問が飛び出し、
とても有意義な時間となりました。

お昼は前回同様、参加者の皆さんでお食事会を行い、
デニヤーイェ長老には食事のお布施を行いました。
雑談などを交えたお食事会はとても楽しかったです。
参加者同士がお会いできるのは一ヶ月に一度ですから、
仏教を勉強する仲間との交流は嬉しいですね。

午後はダンマパダの7から10の偈を勉強いたしました。
文章をそのまま読むだけでは理解出来ないところを
しっかり解説していただけるので、大変勉強になります。

気がつけばあっという間に終了の時間を迎え、
最後は参加者の皆さんと片付け、掃除をして
今月の勉強会を終了いたしました。

もしblogを見て勉強会に興味を持たれたら、
ぜひお気軽にご参加ください。
きっと有意義な時間を過ごせると思いますよ。
posted by 管理人 at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会

2009年12月17日

12月13日 勉強会

皆様お久しぶりです。
12月13日に博多市民センターで行われた
勉強会の様子をご報告させて頂きます。

この日は久しぶりのウ・コーサッラ長老による「アビダンマ」講義でした。
当日は雨がパラついていて、お足元の悪い中にも関わらず、
喜ばしいことに新しく参加した方が4名おられました。

Image047.jpg
今回の講義では「心」について勉強いたしました。
スライドショーを交えたコーサッラ長老の講義は、
非常に分かりやすく、また参加者の方々も、
疑問に思ったことそのままにせずにしっかりと質問をし、
その質問にコーサッラ長老が丁寧に答えてくださるという
とても有意義な講義となりました。

そして今回の勉強会では、水町会長のご提案で
初めて参加者で会場での昼食会を行うことが出来ました。
コーサッラ長老には参加者の方々が持ち寄った
食事のお布施を召し上がって頂きました。
Image0461.jpg
食事会はいつもとはまた違った和気あいあいとした雰囲気があり、
色々なお話が飛び交ってとても楽しかったです。
お食事中にも関わらず、様々な質問に丁寧に答えて下さった
コーサッラ長老やこのような機会を設けてくれた水町会長に、
参加者の方々は心から感謝していました。

食事会のあと午後の講義が始まり、コーサッラ長老のご指導のお陰で、
「心」のセクションを無事終了することが出来ました。
講義終了後、時間がある方に残ってもらい、
来年5月のスマナサーラ長老講演会のテーマについて
話し合いをし、勉強会は終了いたしました。

次回の「アビダンマ」講義の予定は2月です。
日時は分かり次第HPで告知いたします。
ウ・コーサッラ長老の福岡での講義は2ヶ月に1度なので、
興味のある皆様は是非次回の講義に参加していただけたらと思います。
posted by 管理人 at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会

2009年11月11日

11月08日 勉強会

11月08日に少童神社で行われた勉強会の様子を
簡単にご報告させて頂きます。

この日は講師のデニヤーイェ長老に、
冥想とダンマパダ講義をご指導して頂きました。
参加者は12人でした。
勉強会ですが、まずは長老と参加者で読経をし、
その後長老の説法がありました。
説法では五戒文の1番目の
『私は「生き物を殺さない」という戒めを受けて守ります。』
についてお話して頂きました。
それから慈悲の冥想、アーナパーナ・サティ、
歩く冥想を行い、午前中は終了。
デニヤーイェ長老には、スマナサーラ長老が指導を
しておられないアーナパーナ・サティを
指導していただいています。
アーナパーナ・サティとは、簡単にいうと
自分の呼吸そのものを観察する瞑想のことです。
Image043-2.jpg
写真は歩く冥想の様子です。

昼食の時間を1時間挟み、午後のダンマパダ講義開始。
Image044-2.jpg
この日は、1.対(句)の章の3から6まで教えて頂きました。
その後皆様で本日の功徳を回向し、勉強会は終了いたしました。
デニヤーイェ長老の勉強会ではいつもこんな感じでやっています。
一月に一度、皆様と集まって仏法が学べることを心から喜べる
そんな素晴らしい勉強会でした。
posted by 管理人 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会

2009年10月29日

ブッダ-大人になる道 (新書)

5刷が決定しました。累計19500部。ロングセラー御礼

生きる力が湧いてくる! スマナサーラ長老の新刊です。
ちくまプリマー新書から画期的な仏教入門が登場

ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)
アルボムッレ スマナサーラ
筑摩書房
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2 「なぜ?」に対する説明が弱すぎる
2 理屈に毒された大人には解らない本
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5 合理的!実践的!テーラワーダ仏教
2 分かりやすさの一面的な浅さを感じます

ブッダの言葉は、合理的でとってもクール。
日常生活に役立つアドバイスがたくさん詰まっています。
今日から実践して充実した毎日を生きよう。

自由の森学園中学校・高等学校でのスマナサーラ長老の授業や講演を中心に編集された、これまでにない斬新な仏教入門書。四章構成で「ブッダの教えのカッコよさ」を多角的に伝えています。中高生から大人まで、広く長く読み継がれるだけの普遍性と耐久性を備えた「新書らしい新書」です。古賀重範さんのイラストも内容にぴったりでグッジョブ!

≪詳細目次≫

第一章 ブッダー大人になる道

仏教はカッコいいのだ/仏教は人が自由になる手助けをする/親切のつもりの大きなお世話/人には「自由」がある/「教育」されないと生きられない/人間は誰でも不完全/不完全がいいわけではない/欠点をなくすことで「大人」になる/年齢にかかわらず努力しなければ/「生きる」とは「行動すること」/わが子に語るブッダの道徳論/道徳チェックの三ステップ/「生命の幸福」が道徳規準

第二章 ブッダはなぜ出家したのか

ブッダが見つめた「苦しみ」/国民の期待を一身に集めて/王位に就くことを待ち望まれて/老い、病み、死ぬことは苦しい/賢いつもりで問題を見失う/「当たり前」のことに苦しんでいる/苦しみは普遍的である/どうやって「期待」に応えるのは?/道を探すための「出家」/経典と仏典の違い/「四門出遊」の物語/「苦しみ」は心の問題だった/科学と仏教の似ているところ・違うところ/宗教、哲学と仏教の似ているところ・違うところ/因果法則こそが存在の方程式/真理を悟ったブッダの喜び/「知り得る能力」を失わないで/真理を知れば「疑」から解放される

第三章 ブッダ心理学、基礎の基礎―心とな何か?

仏教は「智慧を開発する道」/一人ひとり違うのにどうやって「一切を知る」の?/自分を知る者は一切を知る/「認識」という生命の共通項/私たちの「知っている」はいい加減/物質は変化し続ける/「生きている私」も変化し続ける/自分とは「いる」という「気分」のつながり?/自分が自分であることの証し/「自分」あるところ問題あり/人生を短い単位で分けてみる/心の発見―死体と自分とどこが違う?/間違った答えの例/生きることは「自己責任」/証拠無用の「生きている」リスト/生きている間は燃料を燃やし続ける/物質を燃やすだけでは「生きて」いられない/「生きている」の定義は単純シンプル/心の傷と身体の傷/正しい「心のケア」とは?/心とは何か?科学的な答え/心は「主観」で問題を起こす/「間違った世界」がこうしてつくられる/「私が思う、ゆえに正しい」?/ブッダ心理学には最終的な答えがある/認識する時点から精神的なトラブルを作る/「知識が自分」という錯覚を捨てる

第四章 世界に居場所を見つける―世界サイズの人間になろう

自分と似た人は何処にいる?/自分という「種」を社会で花開かせる/目上の人を「敬う」意味/自分に適した場所に住む/嫌われることも商売道具/嫌う人は自分が狭い/他人を嫌わない性格は得をする/人の愛情は「買うもの」です/やさしい人は他の生命からやさしくされる/心のプログラムをバージョンアップ/慈しみの気持ちで生きる/人間関係は生きた道場/まず自分が楽しく/質問は智慧の鍵/「質問しなさい」はブッダの教え

あとがき
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜
posted by 管理人 at 13:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 本のご紹介

福岡ダンマサークルとは

このblogは福岡で心を育てるお釈迦さまの教えを
誰でも勉強することができる集い
「福岡ダンマサークル」のblogです。
勉強会や講演会の様子などを紹介していく予定です。

福岡ダンマサークルでは月に一度勉強会を行っております。
隔週の偶数月はウ・コーサッラ長老、
奇数月はデニヤーイェ長老を講師にお迎えして、
テーラワーダ仏教について勉強しています。

何の縛りもなく、自由で、あくまでもみなさんの
自主性にまかせたサークルです。
時間のある方はどんどん参加して下さい。
posted by 管理人 at 13:39| Comment(2) | TrackBack(0) | はじめに